白稜会への謝意

                     泉尾高校 前校長 竹下健治

 

 平成274月に、泉尾高校より槻の木高校へ転任となりました竹下です。
白稜会におかれましては、泉尾高校在任中において、お世話になり、また
様々なご尽力を頂きありがとうございました。ミニコンサートや黒川博行直木賞記念行事や
絵画修復など伝統ある泉尾高校でないとできない取組みを経験させて頂いた事は、
良い思い出となっております。

思い起こせば、私が着任した3年前は再編されるかもしれないと、全体が浮足立っていた
雰囲気を感じておりました。白稜会にも多大なるご心配をおかけしていました。
また、平成27年度選抜においても定員割れを起こすなど、たいへん残念な結果となり、
将来を危惧されているかと思われます。確かに、大阪の湾岸地区の中学生が減少していることや
エンパワーメント校の前期募集など逆風が吹いていたことは間違いなく、泉尾高校もまだ十分な
地力をつけていないことは事実だと思います。

 しかし、本校の取組みである学び直しの「朝活動」やステップアップクラスの設置や授業改善
の取り組みなどは関係方面の方々から高い評価を受けておりますし、将来は開けていると思います。
客観的に見ても、欠席者、遅刻者、就職内定率、進路未決定率が飛躍的に好転しております。
泉尾高校の歩みは間違っていないという確信がありますし、新しい泉尾高校へブレークスルー
するのも遠くないと思っております。

学校は人で成り立っております。その意味からも白稜会の皆様のご尽力はたいへん感謝しております。
私の赴任校である槻の木高校は創設13年の新校です。同窓会組織も弱く、支援が期待できる組織には
なっておりません。その意味からも、絵画修復やミニコンサートなどが実行できる白稜会の存在は、
これからも泉尾高校にとって大きな財産であると思います。

私は転任しましたが、中村新校長の下、生徒、保護者、白稜会、教職員が一丸となって、
さらなる飛躍を祈念しております。重ねて、白稜会の皆様には、今までお世話いただき感謝申し上げ
ますとともに、白稜会のこれからのご発展を祈っております。


              2014.4月